コムラ苗樹について
コムラ苗樹(こむらなえき)は、大正7年(1918年)の創業以来、熊本県球磨郡相良村を生産拠点にて活動をして参りました。
昭和21年(1946年)、当社2代目の小村正敏が、太平洋戦争中国戦線から引き上げる列車の車窓から見えた人吉球磨の荒れ果てた山林を見て心が痛み、初代から続けていたヒノキ、スギ苗の生産拡大を決意。試行錯誤の末、高品質の苗木生産技術を確立しました。
また、1980年にスギ苗の霜枯れを防ぎ、根張りを促進させる「根切り」を開始し、地元鉄工所の協力を得て根切り専用刃を開発。スギ苗の根切りは九州全域に広がりました。
以来、お客様、お取引先様の温かいご支援があり当社の現在があります。
法人化にあたり当社の社名も、地元のお客様から「コムラ苗木屋」との愛称で親しまれていたこと、また苗木が樹木となり森へと未来に続いていくことから、コムラ苗樹とさせて頂きました。
2015年より、森の育林を担う森林整備部門(コムラ創林)を立ち上げました。
森のはじまるところであり、林業の入口たる森林整備を支えるひとたちに光を当てたい。都会を目指した若者が地元に帰ってこない現実を少しでも変えたい。地元に根付き、その受け皿となり、「ここで働けてよかった」「帰ってきてよかった」と言われるような会社となりたいと志したからです。
その思いの根源は、2代目正敏・サツ子夫妻が当社で働く仲間、お客様、お取引様と家族ぐるみのお付き合いをしていた姿にあります。働く仲間とその家族の笑顔、幸せを、たくさんつくっていける会社でありたい。その思いが当社の価値基準のベースとなっております。
近年、林業界のみならず世界を取り巻く環境は著しく変化しておりますが、良き苗木をつくり、佳き森をつくり、その土台となる善きひとづくりの種を蒔き続けるという当社の本質に変わりはありません。真摯に苗木づくり森づくりと向き合い、苗づくり森づくりを通して、つくる人のこころの豊かさづくりを目指していきたい。
そして、100年先の地域の未来に光を当て続けたいと考えております。
ひとの可能性と共に、当社の経営理念であります「いい森をつくりましょう~しなやかに、たくましく~」を体現できるよう精進して参ります。
会社概要
会社名 コムラ苗樹株式会社
英名社名 Komura Seedlings,LTD
代表者 小村 哲典
所在地 〒868-0095
熊本県球磨郡相良村柳瀬96-2
電話番号 0966-23-4068
FAX番号 0966-35-7820
スタッフ
・苗木生産部門22名(社員7名、パートスタッフ5名、提携就労継続支援A型事業所10名)
・森林整備部門10名(社員10名)
・農業園芸部門 2名(社員1名、パートスタッフ1名) 2024.10.1現在
事業内容
・苗木生産(山林苗木、広葉樹苗、コンテナ苗、各種POT苗)
・森林整備(地拵え、植栽、下刈、徐間伐他)
・農業園芸(オリーブ生産、各種栗苗取り扱い)
受賞歴
平成15年 二代目小村正敏が黄綬褒章受章
平成26年 三代目小村仁が農林水産大臣賞受賞(於 全国山林種苗組合主催 全国山林苗畑品評会)
令和3年 四代目小村哲典が農林水産大臣賞受賞(於 国土緑化推進機構主催 全国育樹活動コンクール)